プーチン大統領、5選に道 出馬制限撤廃、下院で承認





プーチン大統領(タス=共同)

 【モスクワ=小野田雄一】ロシア下院は10日、プーチン大統領から提出された憲法改正法案を承認した。法案には、大統領経験者のこれまでの任期をゼロとすることで、プーチン氏が2024年の大統領選に出馬できるようにする内容の条文が加えられた。5選に道を開く内容となる。現行憲法は大統領任期を「連続2期まで」と定めており、プーチン氏は24年に退任する必要があった。

 読会では女性議員が現在2期目(通算4期目)のプーチン氏の大統領任期数を改憲に合わせてリセットすることで「新人」として立候補することを可能にするよう提案。プーチン氏は「4月22日の(改憲の是非を問う)国民投票で賛意が示され、憲法裁判所も違憲と判断しなければ、それは可能だろう」と述べた。

 憲法改正法案は近く下院を通過し、上院などでの審議に移る見通し。



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