JT、9年ぶり一時金・ベア要求なし 休暇増などで労使妥結


 日本たばこ産業(JT)は11日、令和2年春闘の労使交渉で、契約社員、パートタイマーなどを含む全組合員7660人(3月1日時点)に対し、休暇日数の1日増などで妥結した。組合側から一時金やベースアップ(ベア)の要求はなく、休暇など福利厚生に関する要求のみとなったのは平成23年春闘以来、9年ぶり。

 正社員については、年休(20日)のほかに付与している特別指定休暇(1日)を1日増やす。ボランティア休暇制度の上限を5日から10日に拡充して取得要件も緩和するほか、積立休暇制度でも取得要件を広げる。

 契約社員やパートタイマーについては勤務日数に応じて付与する有給休暇を1日追加する。



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