各国対策の濃淡に危機感 規定なし用語あえて使用

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記者会見するWHOのテドロス事務局長(左から2人目)=9日、ジュネーブ(AP)

記者会見するWHOのテドロス事務局長(左から2人目)=9日、ジュネーブ(AP)

 世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長が、新型コロナウイルス感染症について、現行規定では存在しないために避けてきた用語「パンデミック(世界的大流行)」をあえて使うことに踏み切ったのは、各国間で対応に濃淡があることへの危機感からだ。

 テドロス氏は「中国以外では過去2週間で、感染者数が13倍、国の数は3倍になった」と指摘。大規模移動制限など大胆な措置が奏功して終息に向かう中国に対し、世界での感染拡大に歯止めがかからない背景には「憂慮すべき無策」もあると言明し、全ての国に取り組みの強化を訴えた。

 パンデミックは制御不能な流行を意味するため、WHOが用いるのはインフルエンザに対してのみ。新型コロナウイルスは感染者の8割が軽症で済むことなどが分かってきた一方、高齢者や既往歴がある人は致死率が高く、治療薬やワクチンもない。全容が依然として解明できていないウイルスの拡大阻止は必須だ。(共同)

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