プーチン氏に解任されたロシア運輸相、遺体で発見される 元クルスク州知事


ロシアの連邦捜査委員会は7日、ロマン・スタロヴォイト前運輸相が遺体で発見されたと発表した。銃で自殺したとみられるという。

スタロヴォイト氏はこの日、ウラジーミル・プーチン大統領に解任されていた。解任の理由は明らかにされていない。後任にはアンドレイ・ニキーチン運輸次官が任命された。

スタロヴォイト氏は昨年5月に運輸相に任命された。それまでは、クルスク州の知事を約6年間務めていた。

クルスク州は、昨年8月にウクライナ軍の奇襲攻撃を受け、一部が占領された。ロシアは最近になって、ウクライナ軍を追い出した。ただ、ウクライナは先月下旬、ロシア国内で小さな領土をまだ保持していると発表した。

スタロヴォイト氏の後任知事のアレクセイ・スミルノフ氏は、わずかな期間しかその職になかった。今年4月に逮捕され、ウクライナとの国境地帯に防衛施設を建設するために計上されていた資金を横領したとして起訴された。

ロシアの新聞コメルサントによると、スタロヴォイト氏もこの事件で、近く被告にされる見通しだったという。

■死亡は「かなり前」との報道も

スタロヴォイト氏の正確な死亡日時は明らかにされていない。

ロシア下院国防委員会のアンドレイ・カルタポロフ委員長は、ロシアのメディアRTVIに対し、スタロヴォイト氏が死んだのは「かなり前だ」と述べた。

連邦捜査委員会は、スタロヴォイト氏の死の状況を把握するため捜査していると述べた。

クレムリン(ロシア大統領府)のドミトリー・ペスコフ報道官は7日、スタロヴォイト氏の死亡が発表される前に、同氏の解任はクルスク州での出来事をめぐってプーチン氏が信頼を失った結果かと記者団から問われると、「信頼を失ったのならば、信頼を失ったと言及される。(クレムリンの発表には)そのような表現はない」と答えた。

(英語記事 Russian minister sacked by Putin found dead)

(c) BBC News



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