11日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は急反落して始まり、前日からの下げ幅は一時1100ドルを超え、2万4000ドルを割り込んだ。米国内で新型コロナウイルス感染者が急増し、千人の大台を超えた。経済停滞への懸念から投資リスクを回避する売りが先行した。
午前10時現在は前日比779・78ドル安の2万4238・38ドル。ハイテク株主体のナスダック総合指数は213・19ポイント安の8131・06。
前日はトランプ米政権が減税などの景気刺激策を表明したことを好感して、ダウ平均は1000ドルを超す上昇となった。ただ実現性や具体性に乏しいとの見方も根強く、相場の乱高下につながった。(共同)