森法相発言で国会空転…野党が審議拒否、対決演出の思惑も

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安倍晋三首相は森雅子法務相に厳重注意を行った後、記者団に「法相には今後一層の緊張感を持ち職務を果たしてもらいたい」と語った=12日午後、首相官邸(春名中撮影)

安倍晋三首相は森雅子法務相に厳重注意を行った後、記者団に「法相には今後一層の緊張感を持ち職務を果たしてもらいたい」と語った=12日午後、首相官邸(春名中撮影)

 国会は12日、立憲民主党など主要野党が森雅子法相の発言をめぐって審議拒否し、一時空転した。安倍晋三首相が森氏を厳重注意したが、野党は森氏を追及する構えを崩していない。新型コロナウイルスの感染拡大に備える新型インフルエンザ等対策特別措置法改正案で政府と足並みをそろえる中、対決姿勢を演出したい思惑も見え隠れする。

 森氏は9日の参院予算委員会で「東日本大震災の時、検察官は福島県いわき市から最初に逃げた。拘束している十数人を理由なく釈放した」などと答弁。撤回したが、野党は「謝罪や撤回では済まない」として12日午前から予算委などの審議を一斉に拒否した。

 首相は12日午後、森氏を官邸に呼び、厳重注意。記者団に「(森氏には)緊張感を持って職務を果たしてほしい」と述べた。これを受け、野党は改正案を採決する衆院本会議には出席したが、予算委などの開催には応じなかった。

 震災直後の福島地検の対応に関し、法務省は「適正だ」との立場だ。しかし、釈放した容疑者が別の事件で逮捕されるなどし、結果的に同地検検事正が事実上更迭されるなど、一連の経緯には当時から批判があった。与党内には森氏に同情的な声もある。

 それでも野党が森氏の追及に固執する背景には、改正案に賛成した結果、攻め手に欠いたという事情がある。政府との協調路線には支持層や党内に反発もあり、野党幹部は「政府と一緒にやろうとなっているときに、向こうから転んできた。攻撃しない手はない」と打ち明けた。

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