滋賀県は15日、同県東近江市に住む50代の男性会社員が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内の感染確認は2人目。男性は軽症で、同居する50代の妻にもせきの症状があり、いずれも県内の感染症指定医療機関に入院している。
県によると、男性は3日に38・4度の発熱で県内の医療機関を受診し、気管支炎の疑いと診断された。その後も熱が上がったり下がったりすることが続いたため、11日と14日に同じ医療機関を受診した。14日に接触者外来を受診し、15日にPCR検査で感染が判明した。
男性は東近江市の清掃会社の社員で、夜間は同市内の小売店でアルバイトをしていたという。発熱の症状が出た後も会社やアルバイト先に複数回、自動車で通勤していた。海外渡航歴はなく、他の感染者との濃厚接触も確認されていない。
県は男性の行動歴や濃厚接触者の把握などを進めており、16日夕にも記者会見して詳細を発表する。