病院船建造へ省庁間で検討 武田防災相

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米海軍の病院船「マーシー」=サンディエゴ(AP)

米海軍の病院船「マーシー」=サンディエゴ(AP)

 武田良太防災担当相は19日の記者会見で、災害や感染症が発生した際の治療拠点となる「病院船」の建造について、「関係省庁と意見交換しながら、どのようなものが現実的なのか検討したい」と述べ、各省庁と連携して検討を進める考えを示した。

 武田氏は「大規模災害時の医療ニーズは増えている。多様な手段確保の一環として病院船ということになろうかと思う。建造には高度な技術が必要で、幅広い知見が求められる。どのような形が適切かも含めて検討したい」と述べた。

 病院船建造をめぐっては超党派の「病院船・災害時多目的支援船建造推進議連」(会長・衛藤征士郎元防衛庁長官)が11日に要望書を武田氏に提出し、患者1000人を収容できる長距離フェリー並みの3万5000トンの病院船建造を提言した。費用は1隻250億円とされる。

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