厚生労働省は、刑事事件で有罪が確定した長野県の柔道整復師ら3人を業務停止などとする行政処分を発表した。3月31日に発効する。
長野県の柔道整復師(63)は、虚偽の施術証明書を保険会社に複数回提出し、現金をだまし取った詐欺罪で有罪判決を受け、業務停止5年となった。
別の保険金詐取事件で、詐欺と詐欺未遂罪で有罪となった兵庫県宝塚市の柔道整復師(51)は業務停止3年。兵庫県姫路市の臨床工学士(30)は、内視鏡検査の際、医師に誤って十二指腸にホルマリン液を注入させ、全治約15日間の傷害を患者に負わせた業務上過失傷害罪で罰金刑を受けた。名称使用停止1カ月の処分となった。