高市新内閣、初の女性財務大臣に片山さつき氏が就任 – その手腕と過去の“激論”に見る素顔

高市早苗氏が日本初の女性首相に指名され、新たな内閣が発足しました。この歴史的な新体制において、初の女性財務大臣として要職に抜擢されたのが参議院議員の片山さつき氏です。高市首相誕生に向けた推薦人としての功績が評価された「論功行賞」との見方も一部で囁かれますが、財務省は片山氏のまさに「古巣」に当たります。彼女の卓越した才能と、時に波紋を呼ぶ個性的な側面が注目されています。

高市新内閣で初の女性財務大臣に就任した片山さつき氏の経歴と背景

片山さつき氏は東京大学法学部を卒業後、旧大蔵省(現・財務省)に入省したエリート官僚で、女性初の主計局主計官を務めた経歴を持つ才女です。その手腕には期待が高まります。しかし、1982年入省組の同期には、セクハラで財務次官を辞任した福田淳一氏や、森友文書改ざん疑惑で国税庁長官を辞任した佐川宣寿氏など、後に問題を起こした人物もいます。大蔵大臣だった渡辺美智雄氏が「変わり者、面白い者を採用すべし」と助言したとの逸話もあり、片山氏もその個性的な一人とされます。官僚時代から「性格に難あり」「激しい」と評されることがあり、その素顔は過去の出来事から垣間見えます。

高市新内閣で初の女性財務大臣となった片山さつき氏高市新内閣で初の女性財務大臣となった片山さつき氏

「あんたなんて!」松川るい氏との過去の“激論”が示す片山氏の素顔

片山さつき氏の「激しさ」を示すエピソードとして、2016年7月の参院選前に「週刊新潮」で報じられた出来事があります。「『片山さつき』が外務省出身『美人候補』に『あんたなんて!』」という見出しで伝えられたのは、後の「エッフェル姉さん」こと松川るい参議院議員との一件です。松川氏は、四天王寺中・高校から東大法学部へ進み、外務公務員試験合格後、外務省で日中韓協力事務局次長などを歴任した華やかな経歴を持ちます。問題は2016年6月6日。片山氏から自民党大阪府連会長の中山泰秀議員へ天神橋筋商店街での練り歩きの要望があり、中山議員は新人候補の松川氏に片山氏との「揃い踏み」を提案しました。しかし、松川氏が片山氏に挨拶に伺うや否や、片山氏は「あんたなんて呼んでないわよ!」と激昂したと報じられています。片山氏は松川氏を「放り出して」一人で練り歩きを行い、松川氏は突然の「あんた」呼ばわりにショックを受けたことでしょう。この出来事は、片山さつき氏の情熱的で、時に率直すぎる一面を浮き彫りにしています。

新しい財務大臣に求められる手腕と個性

高市新内閣で財務大臣という重要な役割を担う片山さつき氏。その財務省での輝かしいキャリアと専門知識は、国家財政を預かる上で大きな強みとなるでしょう。情熱的で時に周囲を圧倒する個性的な「激しさ」が、今後の政務運営にどう影響するか、国内外から注目が集まっています。日本初の女性財務大臣として、その手腕と個性が日本の未来をどう形作るのか、今後の動向が待たれます。

参考文献