WHO幹部 トランプ米大統領の「中国ウイルス」発言を批判

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WHOの緊急事態対応統括者のマイケル・ライアン氏(Keystone・AP)

WHOの緊急事態対応統括者のマイケル・ライアン氏(Keystone・AP)

 【ロンドン=板東和正】WHO(世界保健機関)で緊急事態対応を統括するライアン氏は18日の記者会見で、トランプ米大統領が新型コロナウイルスを「中国ウイルス」と呼んでいることについて、「ウイルスを(特定の国に)関連させないよう言葉遣いに注意することがとても重要だ」と述べ、批判した。

 ライアン氏は、新型コロナウイルスは国境、民族性、肌の色などに関係がないと指摘し、ウイルスの発生地にこだわる必要はないとの姿勢を強調した。

 WHOは新型コロナウイルスの表記に関し、「コロナウイルス病」の英語を略した「COVID(コビッド)」と感染が報告された2019年を組み合わせて「COVID-19」としている。風評被害を避けるため、近年は地名や動物名、人名などの使用を避ける方針をとっているという。

 一方、WHOのテドロス事務局長は同日の会見で、世界の感染者の80%以上が欧州と西太平洋に集中していると指摘した。「感染しないと思い込まずに、準備してほしい」と話し、流行を抑制するために感染の疑いがある人に検査を行い、患者の隔離などを徹底するよう各国に呼びかけた。

 WHOは、死者が2900人以上に達したイタリアの状況について、高齢者に感染者が多いことなどから致死率が高まっていると分析している。

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