20日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は不安定な値動きで、午前10時現在は前日比14・03ドル高の2万0101・22ドルをつけた。一時、節目の2万ドルを割り込んだ。
取引開始直後はトランプ米政権の景気刺激策に対する期待感から買いが先行し、上げ幅は一時、340ドルを超えた。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大が世界経済に与える影響への懸念は強く、下げに転じる場面もあった。
ハイテク株主体のナスダック総合指数は38・39ポイント高の7188・97。
19日のダウ平均は反発し、前日比188・27ドル高の2万0087・19ドルで取引を終えた。トランプ米大統領が表明した企業支援への期待から、買いが優勢となり、節目の2万ドルを回復した。ナスダック総合指数は160・74ポイント高の7150・58だった。(共同)