ゴルフの強豪として知られる私立沖学園高(福岡市)は1日、寮長だった30代男性が昨年12月~今年6月、男子寮で生活する生徒15人に対し、暴行を加えたり、暴言を吐いたりしていたと明らかにした。うち3人がけがを負い、学校は6月に男性を解雇した。
生徒はゴルフや野球などの部活に所属していた。男性は学校の調査に「指導の一環だった」などと説明したという。けがをした3人は福岡県警に被害届を出した。
学校によると、3人のうち1人は男性から金属製のコップを投げつけられて右目尻を切り、残り2人は壁に頭を押し付けられて擦り傷を負った。暴言は「殺すぞ」「死ね」といった内容だったという。