東京・山手線に新しくできた「高輪ゲートウェイ駅」に23日、人工知能(AI)を活用した無人コンビニエンスストアがオープンした。店内に設置した約50台のカメラが、客が手に取った商品を正確に認識、無人レジを通るまで最短十数秒で買い物ができる。担当者は「万引はほぼ不可能」としている。
広さ約60平方メートルの店内に入ると、天井にある約50台のカメラが客と棚にある陳列商品を撮影。客と商品の動きを大量に学習してきたAIが、どの客がどの商品を手にしたかを把握するという。
客が商品を持ったままレジへ進むと、レジには自動で商品名と金額が表示される。カードで支払いを済ませるとゲートが開き、あっという間に買い物終了だ。
試しにカメラから見えないように服や雑誌で商品を隠したり、店の隅でカメラに背中を向けたりしながら商品をかばんに入れたが、カメラに全て把握されていた。