歯科医に無罪判決 不必要に歯削った傷害罪 岡山


 矯正治療などで患者の歯を不必要に削ったとして、傷害罪に問われた岡山市の歯科医、福原淳郡(あつくに)被告(55)の判決で岡山地裁(御山真理子裁判長)は24日、無罪を言い渡した。求刑は懲役3年6月だった。

 検察側は、必要のない処置で治療費を請求するなどし、多額の利益を得ようとした動機は悪質だと指摘。弁護側は正当な治療行為だったとして無罪を主張している。

 起訴状によると、経営する「岡山ファミリー歯科」で平成29年5月、親知らずの治療で訪れた20代男性の奥歯2本を器具で削ったほか、30年1月に矯正治療のために来院した20代女性の前歯5本を削り、2人にけがを負わせたとしている。



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