安倍晋三首相は25日、トランプ米大統領と電話会談する。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、夏の東京五輪・パラリンピックを1年程度延期する方針を説明し、賛同を得たい考えだ。感染症の早期終息に向けた連携も確認する。
首相は24日夜、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長と電話で協議。東京五輪は中止せず、遅くとも2021年夏までに開催すると合意した。IOCはその後の臨時理事会で、延期を正式に承認した。
首相はトランプ氏に経緯を説明、五輪の成功に協力を求める意向だ。
トランプ氏は12日、東京五輪は1年延期すべきだとの考えを表明していた。日米首脳による電話会談は13日以来となる。