在留カードを偽造したとして、警視庁組織犯罪対策1課などは入管難民法違反容疑で、中国国籍の千葉県船橋市緑台、無職、劉(リュウ)俊偉(ジュンウェイ)容疑者(32)を再逮捕した。容疑を認め、「金が欲しかった」などと供述しているという。
組対1課によると、劉容疑者は昨年8月に技能実習生として来日。SNS(会員制交流サイト)で勧誘され、指示役からの要請に応じてカードを偽造。指定場所にレターパックで郵送し月50万円の報酬を受け取っていたとされる。
逮捕容疑は今月3日、自宅マンションの部屋で、中国人3人の在留カードを偽造したとしている。
出入国在留管理庁からの情報提供を受け、組対1課は3日に劉容疑者の部屋を家宅捜索。中国やベトナムなど12カ国の約400人分の偽造在留カードと、約3500枚のカードの基材となるプラスチック板などを押収した。