26日午前の東京株式市場は、急反落して取引されている。日経平均株価の下落幅は一時、900円を超えた。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、東京都が週末の不要不急の外出の自粛を要請したことなどで、市場に経済活動停滞への警戒が広がった。
日経平均の寄り付きは前日終値比311円86銭安の1万9234円77銭。取引開始直後からほぼ全面安の展開となり一時、2日ぶりに1万9千円を割り込んだ。前日までの3日間で3千円近く上昇した反動もある。令和2年3月期の連結業績について、過去最大の最終赤字に転落する見通しを発表した丸紅は12%安で寄り付いた。
東京外国為替市場で、対ドル円相場は前日夕よりも円高に傾いている。午前10時時点は1ドル=110円台後半。