経団連会長「理屈じゃない」外出自粛の対応要請

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経団連の中西宏明会長

経団連の中西宏明会長

 経団連の中西宏明会長は26日午前、報道陣の取材に対し、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、東京都の小池百合子知事が、平日の在宅勤務や週末の不要不急の外出の自粛を要請したことに、「理屈じゃない。しっかりと受け止めて企業も個人も対応すべき」と語った。そのうえで、会員各企業が「自粛であろうと、強制であろうと、きっちり判断していただけると思う」と、外出自粛などを取り組みを要請した。

 中西氏は都知事の要請は「自治体の長としての危機感の表れと受け止めている。ともかく感染症を押さえ込むことが重要」と語り、経団連としても、「4月10日までの人が集まるイベントは原則中止にし、できるものはテレビ会議に切り替える」方針を説明。

 毎月1回開催され、「執行として最重要な会長・副会長会議も、次回の4月6日については中止する」と、説明した。同会議の中止は、現在の経団連の体制になって初めて。

 さらに、経団連の事務局職員に対しても、4月10日まで原則自宅待機やテレワークなどで、出勤を抑制する方針を本日午前に通知した。

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