ヘリ落下死で消防隊員を不起訴 台風19号救助


 福島県いわき市で昨年10月、台風19号の救助活動中に東京消防庁のヘリコプターでつり下げられた女性(77)が落下し死亡した事故で、福島地検いわき支部は、業務上過失致死容疑で書類送検された東京消防庁の隊員2人=ともに(33)=を不起訴処分とした。26日付。

 2人は同庁装備部航空隊所属の消防士長で、10月13日に女性の救助に従事。浸水で孤立状態だった女性を抱きかかえてつり上げる際、女性に装着させていた救助装置のフックをロープとつなげる注意義務を怠り、上空約40メートルから落下させ死亡させたとして、昨年12月に福島県警が書類送検した。



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