ＮＨＫの前田晃伸（てるのぶ）会長は２日の定例会見で、今月１日に正式スタートした新サービス「ＮＨＫプラス」について、「立ち上がりそのものは順調な滑り出しと受け止めている」と述べた。
ＮＨＫプラスは、テレビ番組を放送と同時にインターネットにも流す「常時同時配信」（午前６時～午前０時までの１８時間）と、放送後の番組を１週間見られる「見逃し番組配信」（２４時間）を柱にしたサービス。ＮＨＫによると、３月１日から３１日までの試行期間に約３３万件（速報値）の利用登録申し込みが寄せられた。
新型コロナウイルスの感染拡大で今夏に予定されていた東京五輪・パラリンピックが延期となったことを受け、新サービスの普及などに影響する可能性もあるが、前田会長は「五輪延期の影響がどれぐらい出るかというのは読めない」と話した。
