岡山の旅館運営会社が再生法

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 岡山県真庭市の湯原温泉を中心に旅館やホテルを運営するトラベルシリウス(同県真庭市)が岡山地裁に民事再生法の適用を申請し、保全監督命令を受けたことが2日分かった。代理人によると申請は1日付で、負債額は約5億6千万円。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、宿泊客が大幅に減少していた。

 帝国データバンクによると、新型コロナ関連による倒産は岡山県で初となる。

 トラベルシリウスは昭和53年に創業。真庭市や鳥取県倉吉市で宿泊施設を運営し、平成27年8月期に約8億7千万円の売上高を計上した。しかし、その後は30年7月の西日本豪雨で宿泊のキャンセルが相次いだほか、新型コロナにより業績が悪化していた。

 代理人によると、今後は真庭市にある「湯原国際観光ホテル菊之湯」と「ゆばらの宿米屋」の運営に専念して再建を目指す。

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