政府の緊急事態宣言を受け、札幌市の秋元克広市長は8日、市新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、市民に対して宣言の対象地域となった7都府県との不要不急の往来を控えるよう求めた。
札幌市ではこの日、北海道大学病院の医師や市消防職員ら4人の感染が判明。秋元氏は市職員に対し、感染予防策の一層の徹底を図るよう指示した。
秋元氏は、これまで医療機関などでの不足を理由にマスクを着けていなかったが、この日は「フェーズ(局面)が変った」などとして布マスクを着用して臨んだ。
市民にも毎日の体調管理や手洗いの徹底、せきエチケットなどを要請。近距離で会話をする際にマスクなどを着用し、「3密」(密閉・密集・密接)を避けるよう呼びかけた。