菅長官「もう一段ご協力を」　人と人との接触削減

　菅義偉（すが・よしひで）官房長官は１３日午前の記者会見で、緊急事態宣言の対象地域での人と人との接触削減について「もう一段の国民の皆さんの協力をいただきたい」と重ねて要請した。「まだ通勤者の減少が十分ではない面もある」とも語った。

　菅氏は最低７割、極力８割の接触削減目標に関し「オフィスでの仕事は原則として自宅で行えるようにし、どうしても出勤が必要な場合も出勤者を最低７割は減らすことを関係省庁を通じて要請させていただく」と強調。同時にテレワークの導入に向けた支援を含め「事業主の取り組みを後押ししていきたい」と語った。

　接触削減をめぐっては、西村康稔経済再生担当相が１２日のＮＨＫ番組で、緊急事態宣言を出した７都府県での人と人の接触機会が現状では６～７割減にとどまっていると述べている。