経団連、会員企業に予備の産業用マスク提供を要請

　経団連は１３日、会員各社に対し、予備保有の産業用マスク提供を要請した。新型コロナウイルス感染拡大の中で、医療現場で医療用マスクが不足する中で、産業用マスクを転用する動きに協力する考えだ。

　要請は中西宏明会長名で通知。医療用マスクの「Ｎ９５」や防塵マスクの「ＤＳ２」などは、製造や建設現場で使用しているケースも多く、予備のマスクを保有している可能性も高く、これらの提供を求めている。さらにクリーンルームなどで使用する防塵服、防塵ゴーグルなども医療現場での転用が可能だとして、提供を要請している。