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静岡県収用委員会は13日、JR沼津駅周辺の鉄道高架事業に伴う貨物ターミナルの移転先の土地収用問題で、沼津市が地権者らに支払う損失補償額や明け渡し期限などについて9日付で裁決したと発表した。
土地収用問題をめぐっては昨年9月に県と市が裁決を申請し、県収用委が関係者から意見を聴取するなど審理してきた。
県によると、収用対象地域は地権者が買収に応じていない市内の一本松と桃里の土地計約5400平方メートルで、その土地に小屋などがある。裁決では損失補償額を計約9500万円、明け渡し期限は11月とした。地権者が明け渡しに応じない場合は県による行政代執行が可能になる。
裁決を受け、沼津市の頼重秀一市長は13日、「用地取得完了に向けてメドが立つことになるが、地権者には引き続き丁寧な対応をしていきたい」とコメントした。
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