マスク用不織布の供給強化 東レ、5月から倍増


 東レは13日、新型コロナウイルス感染拡大でマスクの需要が高まっていることを受け、国内向けマスク用不織布の供給体制を強化すると発表した。中国やインドネシアなどの海外拠点で増産し、5月から現状の2倍となる月約6千万枚分に供給量を拡大する。

 増産分は日本国内のマスクメーカーに供給する。取引先のメーカーなどから不織布の供給量を増やしてほしいとの依頼が多く集まっているという。

 東レは大津市の滋賀事業場にある不織布試験設備を量産に活用する計画も検討中。順調に進めば5月以降、海外生産分とは別に、最大で月約2千万枚分の供給が可能になるとしている。

 医療関係者らが着用する防護服も、生産量を前年比で3倍以上に増やし、国内向けに供給する方向で検討を進めている。東レは「マスク不足など感染拡大がもたらす社会課題の解決に今後も貢献していきたい」としている。



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