IPO直前のベンチャーに投資 コロナの金融収縮に備え新基金

[ad_1]

 ベンチャーキャピタル(VC)のコーラルキャピタル(東京都千代田区)は13日、「ミドル」と呼ばれる成長期から「レイター」と呼ばれる株式公開(IPO)直前のベンチャー企業を投資対象とする新たなベンチャーファンド(基金)を2月21日付で立ち上げたと発表した。

 平成20年に起きたリーマンショック級、もしくはそれ以上ともされる新型コロナウイルス感染拡大による世界的な経済混乱により、これまでベンチャー企業への投資を支えてきた大手企業が、業績悪化などを理由に資金を引き上げる懸念が高まっている。コーラルキャピタルは「追加資金を用意し、成功すると確信が持てるベンチャー企業には継続的に投資すべき」と判断した。

 新ファンド「コーラルグロース」は同社と複数の機関投資家などから資金を集めて27億円の規模で組成。同社が抱える3本の既設ファンドからすでに投資しているベンチャー企業に対し、向こう2年間で3~5社程度投資する。

 平成20年のリーマンショック後の世界的な不況に伴う金融収縮により、ベンチャー企業への投資が一気に手控えられ、資金繰りに行き詰まった多くのベンチャー企業が廃業に至った。

 国内外のVCはこれまで創業前の「シード」、創業初期の「アーリー」と呼ばれる段階のベンチャー企業への投資が中心だった。だが投資環境が変わり、IPOによる株式売却益を確実に確保する意味合いからも、コーラルキャピタルのようなレイター向けの投資ファンドが増えそうだ。

[ad_2]

Source link