北朝鮮で静かな金主席生誕記念日 韓国総選挙に「北風」はなし

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万寿台の丘の故金日成主席(左)と故金正日総書記の銅像の前で頭を下げる市民ら=15日、平壌(共同)

万寿台の丘の故金日成主席(左)と故金正日総書記の銅像の前で頭を下げる市民ら=15日、平壌(共同)

 【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮は15日、故金日成(キム・イルソン)主席の生誕記念日「太陽節」を迎えた。「最大の祝日」と位置付けるが、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大で、北朝鮮は非常防疫態勢を続けており、行事は大幅に縮小されたもようだ。

 北朝鮮は14日に日本海に向けて短距離巡航ミサイル数発を発射したが、北朝鮮メディアは15日、発射について一切触れていない。

 北朝鮮の軍事的挑発は韓国で「北風」と呼ばれ、選挙の行方を左右するといわれてきたが、韓国世論の関心が新型コロナと経済問題に集中する中、15日の韓国総選挙にも大きな影響を与えなかったとみられる。

 14日には、平壌で朝鮮労働党幹部らが太陽節を祝う「中央報告大会」が例年開かれてきたが、北朝鮮メディアは開催を報じていない。ラヂオプレス(RP)によると、14日に開催報道がないのは1992年以降初めて。韓国統一省当局者は、新型コロナを受けて記念行事が大幅に縮小されるとの見通しを示していた。

 金主席らの銅像が立つ平壌の万寿台(マンスデ)の丘には15日、マスク姿の市民や軍人が次々訪れ、献花した。北朝鮮は14日付の党機関紙、労働新聞で、国内に新型コロナの感染者が1人もいないと主張しつつ、「感染予防事業に漫然と向き合う現象が起きている」と警告し、対策を徹底するよう国民に呼び掛けている。

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