新型コロナウイルス感染症に関する政府の緊急事態宣言を受け、最新映画「Fukushima 50(フクシマフィフティ)」(若松節朗監督)が17日から、インターネットで有料ストリーミング配信される。緊急事態宣言の対象地域は全国に拡大。多くの映画館が休館し「見たくても見に行けない」といった声に応えたもの。劇場公開中の映画のネット配信は異例だ。
同作は、「ニコニコ生放送」「Amazon Prime Video」「U-NEXT」「ビデオマーケット」「ひかりTV」「GYAO!ストア」「楽天TV」「クランクイン!ビデオ」などの動画配信サービスで、デジタルレンタル配信される。価格は1900円(税込み)。パソコンやタブレット、スマートフォンなど、それぞれの配信サービスに対応した端末で見ることができる。
ムビチケ前売り券(オンライン・カード)、ムビチケ当日券を使用しての視聴も可能という。
17日から随時配信が始まり、配信終了日は、新型コロナウイルスによる事態の収束をみて後日決定する。状況が改善し、映画館が営業再開されれば、再び一部の劇場で上映される予定だ。
本編は、9年前に発生した東日本大震災による津波で、制御不能となった福島第1原子力発電所内で最悪の事態を阻止すべく奮闘した作業員たちを描いている。佐藤浩市さん、渡辺謙さんらが出演している。