NY原油、一時10ドル台 21年ぶり安値、減産合意後も低迷

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石油掘削装置の模型と石油輸出国機構(OPEC)のロゴ(ロイター)

石油掘削装置の模型と石油輸出国機構(OPEC)のロゴ(ロイター)

 【ワシントン=塩原永久】週明け20日のニューヨーク原油先物市場で、指標の米国産標準油種(WTI)の5月渡しが一時1バレル=10ドル台まで下落し、約21年4カ月ぶりの安値をつけた。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、原油需要の一段の落ち込みが見込まれ、産油国による協調減産の合意後も相場の低迷が続いている。

 原油の大口需要家である中国の1~3月期の国内総生産(GDP)が6・8%減を記録し、需要がさらに先細る懸念が強まった。石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟国による「OPECプラス」が減産合意して約1週間がたったが、売りが優勢になっている。

 OPECプラスは5~6月、世界供給量の約1割となる日量970万バレルの減産を実施する。ただ、国際エネルギー機関(IEA)が4月の需要減少幅が約3割に達すると予測するなど、供給過剰懸念が根強い。OPECプラスの枠組みに加わっていない米国などの石油関連企業が、生産抑制を迫られる可能性もある。

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