米から送還の不法移民が感染 グアテマラとハイチ

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 不法移民対策を強化しているトランプ米政権が強制送還した中米グアテマラとカリブ海のハイチ出身者らの新型コロナウイルス感染が20日までに判明し、感染拡大を助長しているとして米国への批判が高まっている。

 両国とも国境を閉鎖して水際対策を取っていた。グアテマラ政府は米国からの送還者の受け入れを一時停止した。

 ロイター通信によると、グアテマラのジャマテイ大統領は19日、米国から空路で強制送還された不法移民のうち計50人の感染が確認されたと発表した。ハイチ保健省関係者は20日、約2週間前に送還された3人が陽性だったと明らかにした。

 両国とも発展途上国で、特にハイチは保健衛生分野が脆弱(ぜいじゃく)。新型ウイルスのまん延は壊滅的な打撃をもたらすと懸念されている。(共同)

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