トランプ一家経営ホテルの賃料減免要請 新型コロナで客が激減





トランプ・インターナショナル・ホテルの前で、模造の遺体収納袋を並べて抗議する人たち=18日、シカゴ(ロイター)

 トランプ米大統領の一家が経営するトランプ・インターナショナル・ホテル(首都ワシントン)が、賃料の減免を求めて建物を所有する連邦政府と交渉している。米紙ニューヨーク・タイムズが21日報じた。新型コロナウイルスの影響により客が激減しているという。

 同紙によると、ホテルは2013年に連邦政府と60年間の賃貸契約を締結。賃料は月26万8千ドル(約2900万円)。

 交渉窓口の政府部門について同紙は「トランプ家の要求を拒絶すればトランプ氏の不興を買う恐れがあるし、要求に応じれば世間の反発を招くだろう」と指摘した。

 一家のビジネスを運営するトランプ氏の次男エリック氏は「他の企業と同様に扱ってくれればいい」と話している。

 ホテルはワシントン中心部に位置し、トランプ氏の歓心を買おうと多くのロビイストや外交団が利用してきたが、新型コロナによる外出禁止措置などにより、263ある客室は閑散としているという。(ワシントン 共同)



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