英下院、テレビ審議導入へ 700年の歴史初、波及も





英議会でリハーサルをする関係者ら=20日、ロンドン(英議会提供、AP)

 英下院(定数650)は21日、新型コロナウイルス感染抑止策として、テレビ会議形式を併用した審議の導入を全会一致で決めた。22日から5月半ばまでの予定。約700年の歴史を持つ下院で初の試みとなる。各国議会に波及する可能性もある。

 政権側のリースモグ下院院内総務は、テレビ審議により、実際の議場に入る議員数を議長が制限できるようになると説明。議員らが社会的距離を保ちながら、政府を追及するなどの議会の役割も果たせると語った。本会議では複数の議員が導入を「一時的措置」とする必要性を強調した。

 22日から本会議場に入る議員と、議場外からビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」を使って参加する議員による「ハイブリッド審議」を週3日実施する。議場への出席は閣僚や最大野党労働党の幹部ら最大50人に限る。   (共同)



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