売り上げ指数が過去最低 小企業調査、コロナで3月


 日本政策金融公庫が23日発表した3月の全国小企業月次動向調査によると、売り上げ指数(DI)がマイナス65・4となり、平成5年の調査開始以来、過去最低となった。2月はマイナス19・0だった。新型コロナウイルスの感染拡大で製造業、非製造業とも大幅に悪化した。4月のDIはマイナス76・4と一段の悪化を見通した。

 DIは前年同月に比べ「増加」と答えた企業の割合から「減少」と答えた割合を差し引いた数値。3月のDIは製造業がマイナス51・2、非製造業は過去最低のマイナス67・1だった。

 業種別では飲食店がマイナス93・3で最もマイナス幅が大きかった。外出自粛の広がりに伴う客離れが響いた。4月のDI見通しはマイナス100で、全企業が売上高の減少を見込んだ。

 調査は今月1~7日に従業員が20人未満の取引先企業を対象に電話で実施し、1316社の経営者が回答した。



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