民主党のバイデン氏に目立つ「もろさ」 敵失待ちか 米大統領選

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バイデン前米副大統領=3月12日、デラウェア州(AP)

バイデン前米副大統領=3月12日、デラウェア州(AP)

 4年ぶりのホワイトハウス奪還を目指す民主党のバイデン前副大統領にとって最大の懸案は、穏健派と左派の亀裂が深まる民主党を束ね、同党支持者らを活性化させることだ。

 バイデン陣営は20日、3月の献金額が月間で過去最高の4670万ドル(約50億3300万円)に達したと発表した。トランプ氏への献金額は1360万ドル。陣営は、バイデン氏への求心力が高まっている兆候であると強調する。

 ただ、3月末までの両陣営の手持ち資金はバイデン氏が2640万ドルなのに対し、トランプ氏は9850万ドル。資金面では依然、トランプ氏が優勢だ。

 また、政治ニュースサイト「アクシオス」によると、バイデン氏がこの1カ月間でケーブルテレビのニュースで取り上げられた回数はトランプ氏の3分の1、ソーシャルメディアでのフォロワー数は同氏の15分の1、グーグルでの検索回数は7分の1にとどまるなど、バイデン氏の情報発信力の弱さが際立つ。

 バイデン陣営は21日、本選の行方を左右する中西部ミシガン、オハイオ両州などの労働者約40万人を擁する全米自動車労働組合(UAW)がバイデン氏支持を表明したと発表するなど、話題提供に懸命だ。

 しかし、前回の2016年大統領選では民主党候補のクリントン元国務長官がUAWの支持を得たにもかかわらずミシガン、オハイオ両州で敗れており、追い風となるかは定かでない。

 さらに調査機関ピュー・リサーチ・センターの世論調査(4月7~12日実施)で、「民主党はバイデン氏の下で結束する」との回答は、先に指名争いから撤退したサンダース上院議員の支持者の間で53%にとどまるなど、バイデン氏が党を掌握できていない現状が浮き彫りとなっている。

 バイデン氏としては、新型コロナ対策や経済再建でトランプ氏の敵失を待つ戦法も視野に入れている。

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