参考書の売り上げ30%増 休校で自主学習需要高まる


 今年3月の学習参考書の書店店頭での売り上げが前年同月比で約30%増、児童書が約12%増となったことが24日、出版科学研究所(東京)の調査で分かった。新型コロナウイルスの感染拡大で学校が休みとなり「自宅学習や“巣ごもり”需要が高まった」と分析している。

 同研究所によると、学年別の「ドリル」や、学習効果が見込める子供向け読み物の売り上げが伸びた。雑誌では「月刊コロコロコミック」といった子供向け漫画誌などが好調だった。

 一方で3月の推定販売金額は、雑誌全体では約8%減。中国で生産していた付録の出荷が遅れて発売延期となった月刊誌が出たことなどが影響した。書籍は約4%減少した。



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