【新型コロナ】米空母ニミッツが出航 長期の隔離措置とウイルス検査で万全期す





米空母ニミッツ(米海軍提供)

 【ワシントン=黒瀬悦成】米海軍は、乗組員1人の新型コロナウイルス感染が判明した原子力空母ニミッツが27日、母港である西部ワシントン州ブレマートンのキトサップ海軍基地から訓練のため出航したと発表した。

 同艦は全ての乗組員に対し、米保健当局が定める14日間の自主隔離指針を大きく上回る27日間の自主隔離とウイルス検査を義務付け、他に感染者が皆無であることを確認した上で出航したとしている。

 同艦は洋上での戦闘訓練や対電子戦訓練、海峡通過などを行うという。

 一方、乗組員多数がウイルスに感染した原子力空母セオドア・ルーズベルトの感染者数は28日現在、全乗組員の約5分の1に当たる、少なくとも955人に達した。

 また、カリブ海航行中に乗組員の感染が判明したミサイル駆逐艦キッドは28日、西部カリフォルニア州サンディエゴの海軍基地に入港した。感染者は少なくとも47人に上るという。

 約380人とされる乗組員は最小限の人員を除いて上陸し、基地などで隔離措置を受ける。



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