有志の知事17人でつくる「日本創生のための将来世代応援知事同盟」は28日、新型コロナウイルス対策を話し合う緊急サミットをウェブで開いた。公立学校の休校が長期化していることを受けて、9月入学制の導入を政府に要請することなどを盛り込んだ共同メッセージを発表した。29日に開かれる全国知事会の会合で内容を報告する。
9月入学制をめぐっては、サミットに参加していない大阪府の吉村洋文知事が政府へ働き掛けるとしているほか、東京都の小池百合子知事も「社会を大きく変えるきっかけになる」と歓迎。一方で、兵庫県の井戸敏三知事は「総合的な検討が必要で、危機管理とは全く違う。そのような主張が出ること自体、短絡的だと思う」と疑問を呈した。