東京都、ホテル療養2施設新設へ 健康管理アプリなど導入

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 東京都は30日、新型コロナウイルスの感染者のうち軽症者らの療養先として、新たに「the b八王子」(八王子市)と「アパホテル&リゾート両国駅タワー」(墨田区)の2施設を確保したと発表した。1日から受け入れを始める。両施設で計1300室あるが、退所者の部屋の消毒作業などが必要なため、療養可能なのは最大400人程度となる。

 ホテル内の清掃にAIで動く掃除ロボットを導入するほか、患者の健康管理を専用アプリで行う。患者のスマートフォンなどにダウンロードし、毎日の検温結果や体調管理のチェックリストなどを患者自身に記入してもらう。

 都がすでに運用している3施設では1日2回、常駐職員が電話で体温などを聞き取っていた。こうした手間を省き、症状が悪化した場合などの対応に専念できるという。医師や看護師はこれまで通り常駐する。新たな2施設での運用状況を踏まえ、他のホテルにも今後導入するか検討する。

 都は4月14~20日に無症状か軽症の患者を受け入れる宿泊療養施設を公募し、今回の2施設を含む228施設が応募した。都が確保した部屋数は合計2800室となり、1200人程度がホテル療養できる。

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