「感染拡大のピーク過ぎた」英首相が明言 緩和計画を来週発表へ

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ジョンソン英首相。入院前、新型コロナウイルスについて連日、会見していた=3月22日(ロイター)

ジョンソン英首相。入院前、新型コロナウイルスについて連日、会見していた=3月22日(ロイター)

 【ロンドン=板東和正】英国のジョンソン首相は4月30日、記者会見で、新型コロナウイルスについて、英国内の感染拡大の「ピークを過ぎた」と明言した。ジョンソン氏は、3月23日に開始した外出制限の緩和に向けた計画を来週公表する方針を示した。ただ、早期の緩和は感染拡大の第2波を引き起こすとの見方もあり、慎重な判断が求められそうだ。

 ジョンソン氏は新型コロナの感染後、4月27日に公務に復帰してから、初めて記者会見に出席した。

 ジョンソン氏は会見で、「新型コロナは(感染の)ピークを越えたことが確認され、なだらかな減少傾向にある」と述べた。英政府によると、新型コロナの感染者が何人に感染を広げるかを示す数値「再生産数」が現在、国内で1未満で維持できている。再生産数は3月には3前後あったといい、感染の抑制が成功しつつあるという。ジョンソン氏は、外出制限の緩和とともに、3月20日に休校にした学校の再開に向けた計画も来週発表することを明らかにした。

 一方で、ジョンソン氏は「(緩和によって)感染拡大の第2波を引き起こさないことが重要だ」とも語り、緩和時期は慎重に判断する姿勢を見せた。また、国民が職場に復帰する上で「マスク着用が役に立つ」とし、着用を義務付ける可能性を示唆した。

 英国の新型コロナの死者数は4月30日時点で、2万6771人と欧州でイタリアに次いで2番目に多い。英国では防護服などが不足している介護施設での感染が拡大しており、感染者数が今後急増する恐れもある。感染症の専門家は「ピークを過ぎたといっても予断を許さない状況で、第2波が起こるリスクはいくらでもある」との見方を示した。

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