米電機大手ゼネラル・エレクトリック(GE)は4日、航空機エンジン部門の人員を25%削減すると発表した。米メディアによると約1万3千人に上る。新型コロナウイルスの感染拡大で需要が大幅に縮小しており、削減幅を3月下旬に発表した10%から拡大する。
従業員向けの書簡で「2カ月にわたりコスト削減を進めてきたが、一段の対応が必要になった」と説明した。年間10億ドル(約1060億円)のコスト削減につなげる。
各国の移動制限措置の影響で航空会社は経営が悪化し、相次いで機体の注文キャンセルや支払いの延期に踏み切った。GEの主要な取引先の米航空機大手ボーイングは追加減産を余儀なくされ、中型機「787」の月産数を2022年までに半減させると発表した。(共同)