中国は5日午後6時(日本時間同7時)、中国最大級の運搬能力を持つロケット「長征5号B」を初めて海南省の発射センターから打ち上げ、成功した。国営中央テレビが伝えた。習近平指導部は「宇宙強国」建設を目標に宇宙開発を加速させている。
中央テレビによると打ち上げの約8分後、搭載していた有人宇宙船の実験船などを予定の軌道に乗せた。長征5号Bは長征5号をベースにした改良型で、新たな宇宙ステーションを建設する設備の打ち上げなどを担う。全長約54メートルで、地球に近い低軌道に22トン以上の物体を運ぶことができる。(共同)