欧州中銀、権限内で必要策 独判決受け表明

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 欧州中央銀行(ECB)は5日、ドイツ連邦憲法裁判所が量的金融緩和政策の一部を違憲とする判断を示したのに関し、物価安定のため「引き続き責任を持ち、権限の範囲内で必要な施策を全て実施する」と表明した。今後も量的緩和を続ける意向を示したものとみられる。

 ECBは5日、判断を受けて理事会を開いた。ドイツ憲法裁の判断に「留意する」とした上で、欧州司法裁判所が2018年に合法との判断を示したことに言及した。

 ドイツ憲法裁は5日、ECBに対し、新型コロナウイルス感染症の流行前から導入している一部の量的緩和策が適切かどうかを証明するよう要求。3カ月以内にできなければ、緩和策に参加するドイツ連邦銀行(中銀)は国債買い入れを停止しなければならないとした。(共同)

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