連休明け7日午前の東京株式市場は新型コロナウイルス感染症の流行長期化による景気低迷を警戒し、日経平均株価は続落した。一時100円超下げた。ハイテク株の一角に買い注文が入って相場を支え、平均株価は小幅に上昇する場面もあった。
午前終値は連休前の1日終値と比べて31円93銭安の1万9587円42銭。東証株価指数(TOPIX)は6.43ポイント安の1424.83。
欧州では実体経済と金融政策の先行きが不透明で、円高ユーロ安が進行した。対ドルでも円高に振れ、輸出企業への逆風になると意識された。
米国では新型コロナの世界的拡大の責任を巡ってトランプ大統領が中国を批判する中、米雇用情勢悪化を示す統計が出て、市場の不安を高めた。日本政府の緊急事態宣言延長を受け、経済活動停滞が懸念された。