東京都の小池百合子知事は8日の定例記者会見で、新型コロナウイルス特別措置法に基づく外出自粛や休業要請の解除や緩和に向けた「出口戦略」について、今後の感染状況に応じた段階的なロードマップを示す考えを示した。ただ提示の具体的な時期は「都内はまだ感染者が多く、『出口』の言葉で状況が解消された雰囲気が漂う」として明示しなかった。
小池氏は「『ステイホーム週間』が終わって、いきなり出口戦略の話が出ている」と指摘。提示の時期については「これからということになる。連日変わる状況を踏まえて進めていきたい」と述べるにとどめた。
一方、都内では7日から複数のパチンコ店で営業の再開が確認されており、9日以降に新型コロナ特措法45条に基づく休業要請や店名の公表を検討していると明らかにした。