中国商務省は8日、同日午前に劉鶴副首相がライトハイザー米通商代表と米中貿易を巡り電話協議したと発表した。双方は米中の「第1段階」合意を実行するため、条件を整える意向を示した。
新型コロナウイルスの影響で米中貿易が停滞し、トランプ米政権が対中圧力を強めていくとの国際社会の懸念をひとまず打ち消した形だ。双方は公衆衛生分野でも協力を進めるとした。
トランプ大統領は6日に、中国が約束した米農産品の巨額購入の履行状況を「今後1、2週間で報告できるだろう」と記者団に説明。対中圧力強化をちらつかせていた。(共同)