加藤勝信厚生労働相は10日のNHK番組で、新型コロナウイルス感染症をめぐり、ワクチン生産を急ぐ考えを示した。「開発できたと言ってから生産を始めたのでは間に合わない。多少見切り(発車)でも開発と生産の議論を並行して進め、一日も早く届ける体制をつくりたい」と述べた。
厚労省は7日、国内初の治療薬として、米製薬会社が開発した「レムデシビル」を特例承認した。加藤氏は「それ以外の薬の開発も支援し、(治験で)良い結果が出れば一日も早く薬事承認して医療現場で使えるようにしたい」と強調した。
また3月までの状況として「新規求人(の数)が落ち、事業主都合による解雇で仕事を探している人が増えている。しっかり対策を組んでいきたい」と語った。