冷夏と暖冬…井村屋7年ぶり減益 あずきバー、肉まん振るわず


 井村屋グループ(津市)が11日に発表した2020年3月期連結決算は、売上高が前期比6・2%減の423億円、純利益が89・0%減の1億円と、減収減益だった。減収は11年ぶり、純利益ベースでの減益は7年ぶりとなる。昨年、冷夏だった影響で主力のアイス「あずきバー」の販売が振るわなかった。

 さらに、暖冬で肉まんやあんまんの売り上げが伸び悩んだほか、2016年の台風の影響で、小豆の原材料費が例年より約25%上昇したことなども利益を押し下げた。

 21年3月期の業績予想は、売上高が427億円、純利益が5億円と、増収増益を見込む。



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