恐喝や集団暴行などを繰り返したとして、大阪府警少年課は15日、傷害容疑などで、大阪市や大阪府守口市を中心とする不良グループの少年9人(17~19歳)を逮捕したと発表した。府警は逮捕せずに調べていた1人を含め、昨年9月~今年1月の7事件で計10人を送検し、捜査を終えた。
少年7人の逮捕送検容疑は共謀し、昨年11月11日未明に大阪市西淀川区の路上に別の少年(18)を呼び出して殴ったり、顔に催涙スプレーをかけたりした後、少年を車に監禁。神戸市内の六甲山上に連れていき、100万円を要求してさらに暴行し、大阪市内に戻って現金15万円を脅し取ったなどとしている。
府警によると、グループは周辺の少年間の金銭トラブルの情報を集め、示談金名目で金を要求し、暴行する手口を繰り返していた。立件した7事件の被害者は17~18歳の少年7人で、恐喝の被害額は28万4千円。不良グループは金を遊興費などに使っていたという。